サンユーの技術力

越前漆塗り(本堅地:ほんかたじ)

先ず、表面をならすために生漆(きうるし:漆を精製したもの)などを染み込ませる「木地固め(きじがため) 」を して下地を施すための土台を作ります。次に、 地の粉(じのこ)と呼ばれる粉と生漆の2つを混ぜたものを塗る 「錆漆」、それを乾燥させた後、砥石やサンドペーパーなどで全体をならす「研ぎ」の工程があります。 製品の表面には出ませんが漆器の品質を左右する大切な工程で、「錆漆」、「研ぎ」何度も繰り返します。

「上塗り」は、和紙で何度も濾した漆を複数回重ねて仕上げます。 その際、特に角物(箱もの)では、隅部分に溜まろうとする漆を均一になるように塗る「すみきり」と呼ばれる高い 技術が必要です。

丸物(お椀など)は、手やろくろで器をまわしながら均一の厚さに塗上げていきます。 また、刷毛目やホコリをつけないように気を配ります。

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ウレタン塗り

ウレタン塗料は、無害ですぐれた塗料です。光沢、密着がよく、耐候性、耐薬品性、耐摩耗性、耐衝撃性にも優れています。 特に漆器や玩具には、食品衛生法基準をクリアする直接口につけても安全なウレタン塗料が用いられます。 越前漆器産地は、ウレタン塗装に力を投じ丈夫で扱いやすい製品づくりをおこなってきたことで、全国の飲食店や旅館 で使用される業務用漆器の、全国シェアの80パーセントを占めるにいたっています。

DSC4605 ウレタン塗りにおいても、下地が大切なのは変わりません。 「サビ」工程は、現代でいわれるパテ盛りのようなもので、ヘラで へこみ部分を埋める作業です。乾燥させた後、サンドペーパーで 全体をならす「水砥ぎ」で、表面をなめらかにします。 「下塗り」「中塗り」「上塗り」とウレタン塗りを何度も重ねて仕上 げていく合間に、「サビ」と「砥ぎ」を繰り返します。
ウレタン塗りには、スプレーガンを使用します。 本漆同様に、塗料は濾紙で濾して異物が混ざらないように します。季節にあわせて塗料を調合し、均一にムラなく仕上る よう、ほこりをつけないように気を配ります。 DSC4625

木工加工

DSC4472 越前漆器は明治のなかば、製品といえば丸物と呼ばれる椀類がほ とんどだったのが、角物と呼ばれる膳類などもつくるようになり、 以後、重箱、手箱、盆、菓子箱、花器など一挙に製品群は多様化して 一大漆器生産地になりました。 その後も、あらゆる分野の商品開発にいそしみ、弊社では人形台、 商品ディスプレイ台、大きなものでは家具類までの木工加工に対 応いたします。